アイマスMA3の感想とか
先月の4月22日に、THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3(以降MA3)がめでたく発売となりました。おめでたいっ!
私は今年Pとなった新参者ですので、今回が初めてのMAシリーズということで大変楽しみにしていました。もちろん三枚買いましたとも。
その期待を胸に、開けてどうだったかと言うと...まぁいわずもがな、とても良かったです。
その感想とアルバムコンセプトの推察などでも。
- そもそもMAとは?
知らない人向けに簡単に紹介を。
ゲームTHE IDOLM@STERの作中楽曲を中心としたそれぞれのアイドルのソロアルバムシリーズのこと....らしいです。
ゲームの新作が出た時に出すもののようです。
作中曲、このアルバムのための書き下ろし曲、プロデューサーリクエストのカバー曲が主な曲の構成要素のようで。
- MA3について
昨年出たPS3用ソフトの、アイドルマスターワンフォーオール楽曲のMAシリーズ。
今回第一弾としてリリースされたのが天海春香、我那覇響、菊池真の三名。他の面々は第二弾、第三弾と随時リリースされていくみたいですね。全部で四弾まであるそうで。
以前のMAシリーズでは曲と曲の合間にキャラクター同士の掛け合いやトークが収録されていたんですけど、今回はどのアルバムも楽曲のみでした。
以前はトーク含め曲の構成も様々だったのですけど、今回のアルバムは構成も全て同じでしたね。全7曲、OFA楽曲のm@sterバージョン(カラオケも1曲含む)5曲、カバー曲2曲でした。曲に関しては他にも色々と後述していきます。
そう言う訳で今回はカラオケ除く6曲構成でそれぞれのアルバム¥1667+税と、ミニアルバムとしても十分に価格の面でも非常にリーズナブル。
更にカウントダウンTVにて週刊アルバムランキングトップ10に三枚ともランクインしたそうで!おめでたい!
このアルバムで初めてお目にかかる曲もあれば、以前耳にしたことがあるものもあり、新参Pとしては出会いの宝庫でした。更には、思わずうなってしまうほどの憎いカバー曲の選曲もありと、どこをとっても満足なアルバムでした。
キャラクターイメージにも沿っているのでアルバムごとに個性が光っているように思います。
THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 01天海春香
- アーティスト: 天海春香(CV:中村繪里子)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2015/04/22
- メディア: CD
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曲の構成。
1.ステキハピネス(M@STER version)
2.Honey heartbeat(M@STER version)
3.天使の絵の具(劇場版マクロス 愛・おぼえていますかエンディングテーマ、カバー元は飯島真理さん)
4.アイスキャンディー(かみちゅ!エンディング曲、カバー元はMAKOさん)
5.キミ*チャンネル(M@STER version)
6.ステキハピネス(トラック1のカラオケ)
7.ONLY MY NOTE(M@STER version、春香ソロ)
※太字は専用楽曲
余談ですが、他のMA3のアルバムもこういう曲構成になってます。専用曲、作中で使用された楽曲、カバーが2曲、共通曲(リリース時期によって変わる)、専用曲のカラオケ、ソロのONLY MY NOTEで全く同じです。
現在内容が判明している第二弾までチェックしましたけど、全く同じ構成になっていました。
ずばり、この構成には意図があるのではないかと思えるほど。何かメッセージがあると睨んでいます。
閑話休題。
アイドルと言えば笑顔、笑顔と言えば春香さん!ってなくらい常に笑顔を絶やさない彼女らしい曲が集まっています。
ステキハピネスでは持ち前の明るさや人当たりの良さで自分だけでなく周囲の人々まで笑顔にしてくれるような歌詞の内容でした。その人の輪、笑顔の輪を象徴するような楽曲でした。
Honey heartbeatでもゲームセンターや遊園地で遊んだり海にドライブしたりとアイドルらしくデートしていく(けれどハッピーエンドではない)など、アイスキャンディーは眩しい眩しい学生の恋愛&スクールライフソングで思わず目が失明するかと思うほど。天使の絵の具もやや落ち着いた曲ではありますが、人を想う優しい楽曲でした。内容も大変よく、彼女らしい楽曲が揃っていて大変満足でした。
さて、先ほど「この構成には意図、メッセージがあるのではないか」と述べた訳ですけど、以前あったトークを排した「楽曲でキャラクター性までも見せる」という試みなのではないかと思うのです。そのアイドルのイメージと合致するように作ってあるのではないかと。
つまり曲と歌うアイドルの間には共通点が、コンセプトがあると愚考する次第。
今回のアルバムで言えば春香さんのアルバムコンセプトは「笑顔、幸せ、優しさ」などではないかと思います。
人を思う事、それは優しさですし、また幸せになった人は笑顔になる。自然と周りに人の輪ができる、そんな笑顔が素敵な彼女らしいアルバムでした。
THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 02我那覇響
- アーティスト: 我那覇響(CV:沼倉愛美)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2015/04/22
- メディア: CD
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1.Pon De Beach(M@STER version)
2.shiny smile(M@STER version)
3.かざぐるま(蝉しぐれイメージソング、カバー元は一青窈さん)
4.Buzzstyle(歓迎!ダンジキご一行様主題歌、カバー元は矢井田瞳さん)
5.キミ*チャンネル(M@STER version)
6.Pon De Beach(トラック1のカラオケ)
7.ONLY MY NOTE(M@STER version、響ソロ)
沖縄少女の響の曲は、どれもどこか夏を彷彿とさせる元気いっぱいの楽曲でした。ジャケットがぴったりです。
今回の三名の中では一番歌唱力が高いのではないかと感じました。音程の高い元気な曲に落ち着いた失恋ソングと今回のアルバムで惜しげなくその実力を発揮してくれました。特にPon De Beachとかざぐるまが比較対象になるかと思います。人の賑わう砂浜でかかってもおかしくなさそうなアップテンポなPon De Beach、対することの一人で時雨に濡れているようなひっそりとした慕情を綴ったかざぐるま、どちらもキャラクターや曲のイメージを崩さず歌いあげています。
これから段々と春に移ろい、いずれ初夏、そして太陽輝く夏がやってきます。活発な彼女らしい曲は春や冬も元気になれるいいアルバムですが、そんな時期にこそ聞きたい一枚でした。個人的には三枚の中では一番好きなアルバムです。
響のアルバムから受けたイメージはまぁ、言うまでもないかもしれませんね。おそらくコンセプトは「夏」。夏のイメージ、天気、移ろう心がぎゅっと詰まっているのではないかと。
砂浜、ビーチ、ココナッツ、かざぐるま、花、風、海...すべての歌詞にそういったワードが隠されています。まだ寒の戻りなどもあったり夜は冷気に肩を震わせたりする時期ですが、そんな寒さを吹き飛ばしてワクワクと外に出かけたくなるアルバムでした。
- 菊池真
THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 03菊地真
- アーティスト: 菊地真(CV:平田宏美)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2015/04/22
- メディア: CD
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1.絶険、あるいは逃げられぬ恋(M@STER version)
2.It's Show(M@STER version)
3.アンバランスなkissをして(幽☆遊☆白書エンディングテーマ、カバー元は高橋ひろさん)
4.変わらないもの(アニメ映画時をかける少女挿入歌、カバー元は奥華子さん)
5.キミ*チャンネル(M@STER version)
6.絶険、あるいは逃げられぬ恋(トラック1のカラオケ)
7.ONLY MY NOTE(M@STER version、真ソロ)
真はイメージを心機一転、艶やかなジャケットが目印です。いつもかっこいいとファンに言われたり、もっと可愛い衣装が着たいと言ったりしているイメージの強い真...それだけにジャケットを見た時は驚きました。そして恐らく、それはジャケットではなくアルバムにも反映されています。
アイドルたちの持ち歌はあまり詳しくないのですけど、イメージに強いのはやはり「エージェント夜を往く」ですね。他にも迷走mindや自転車などにも真は恋への向きあい方、夜などのイメージが強いです。
しかし今回の絶険、あるいは逃げられぬ恋なども含め、真は恋に憂い喜ぶ少女だけでなく愛を知った女性でもあるような印象を受けました。
エージェント夜を往くはトランペット?などのジャジーな音が強いのも相まって、直接的でない耽美な印象でした。ある種、演劇のようでありました。オブラートに包んである感じと言うか。また自転車や迷走mindは恋に揺れ動く少女性があったように思います。
それが今回の専用曲でははっきりと「そっと肩を抱きしめて迷わず今奪いたい」「あなたが欲しい」など、そこには少女ではなく一人の女性となった真を見た気がします。
専用曲はそんなアダルトなイメージでした。変わらないものなどは持ち歌を考えると、今まで燻っていた少女が恋に向きあうことを選んだような、そんな成長が見えるようにも思えます。恋や愛だけでなく活発な真に似合う元気がもらえるIt's Showなど、振れ幅のあるアルバムで色々な真の魅力が提示された一枚だったと思います。
上記のような印象から、おそらくコンセプトは「恋や愛」もしくは「成長、殻を破る、刷新」と言ったところでしょうか。It's Showがやや楽曲では浮いているような印象ではありましたが、アルバム統一のコンセプトが後者であれば納得です。
アルバム全体として立ち尽くすのをやめて前に進む、自主性などが見られた気がします。それが何に起因するかはさておき。
ジャケットの様子、楽曲、真と三つに共通するのはおそらく前述したコンセプトの後者でしょうか。
いつでも前向きな真らしい、それでいてまた新たな一面が伺えたMA3でした。
- 今後について
次の第二弾は6月3日に発売とのことです、それ以降も順次まとめてリリースされていきます。
第一弾を買った一番の理由は「公式の試聴動画で聞いたらどれも良かったから」なんですけど、正直結構財布にきつくてですね。一度に5400円ポンっと飛んだぜってのは結構瞬間火力あります。
第二弾買えるかなー微妙かなーと思っていたら想定外の事態。これは買わなければならないなと。
美希の専用曲nostalgiaに、m@sterできゅんっ!ヴァンパイアガール。カバーにはカードキャプターさくらのCatch You Catch Me、藤田麻衣子さんの高鳴るが収録。
伊織は専用曲に全力アイドル、m@sterに七彩ボタン。カバーはともさかりえさんのカプチーノに、松田聖子さんの風立ちぬ。
貴音は専用曲にふたつの月、m@sterはどうやら作中で使われた楽曲ではないようでkisS。カバーに島谷ひとみさんのDestiny -太陽の花-、クレイジーケンバンドのせぷてんばぁ。
更に三人共通楽曲には99nightsとこれ以上になく大好きな曲のラインナップでした...。きゅんパイアは好き過ぎて生っすか借りてきたくらいですし、カバーも聞いてみたら凄く原曲いいし元々好きな曲であったりとどれもこれも楽しみです。
本当にカバーもm@ster versionも似合うの選んでくるんですからずるいです。
生っすかのカバー選曲は美希が松浦亜弥さんのね~え?でしたし(絶対なのって言わせたいだけだろと思ったけど凄く似合うし可愛いし選曲センス最高です)、貴音は魂のルフラン、響はワンピースのOPだったfolder5のbelieveとか歌ってましたし、千早はshangri-la、小鳥さんはKOKIAさんのありがとう・・・という選曲センス。
ラジオのカバーリクエストとかもワンナイトカーニバルとか宇宙刑事ギャバンとかでもうスタッフもキャストの方もプロデューサーさんも、媒体問わずセンスが光っていてずるいです。
さて。
第一弾で凄く満足でしたし、第二弾もめちゃくちゃ楽しみです。それにまだまだCDは出ますし今年はライブもあり夏にはシンデレラガールズの後半戦が始まります。他にもゲッサンにてコミカライズが始動するなど、どのメディアとっても以前より活発な印象を受けます。
とりあえずは、MA3を買った分...先行ライブ申し込み三回分、どれか一つでも当たることを願って。
今後とも展開が楽しみです。
P.S.
5月13にはシンデレラガールズ13話のライブシーンで使われたGOIN'!!!が出ます。
CDには皆の歌うGOIN'!!!と夕映えプレゼント(と二つのカラオケ)に加えて城ヶ崎美嘉の歌うTOKIMEKIエスカレートのライブミックスが収録されて¥1200+税。
初回限定盤はCDに加えてノンテロップのエンディング映像などが入ったBDの二枚組。¥1800+税。
自分は初回限定盤買います。これで5月13日まで生きられます、そしておそらく財布が代わりに死にます。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT 08 GOIN’!!!【初回限定盤CD+Blu-ray】
- アーティスト: CINDERELLA PROJECT
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2015/05/13
- メディア: CD
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