蒼き鋼のアルペジオとTridentの二年半について

 本日(書き始めたのは13日だけど今は18日の夜)はSideMライブ円盤の発売日(金がなくて買えねぇ!)だったり一日入荷が遅れる地域でのゲッサンミリオン四巻発売日(通常と特装両方買いました)だったりします。

 それと同時に!!!!アニメ『蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ』の声優ユニットTridentラストライブBDの発売日でもあります!!!!

Amazon.co.jp | Trident THE LAST LIVE 「Thank you for your “BLUE"@幕張メッセ」 [Blu-ray] DVD・ブルーレイ - Trident

 

 今回で蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ(以下アニペジオ)のメディア展開も最後となります。それに伴い、アニペジオから発生した声優ユニットTridentの活動も最後です。もう展開に合わせてアニペジオやTridentについて喋る機会がなくなるので、全て吐き出そうと思います。

 時系列で振り返っていく感じで、1.連載開始からアニメ化まで。2.テレビアニメからその一年後まで。3.前後編の劇場版決定から公開終了まで。4.そしてラストライブまで。の起承転結四段構成でいこうかと。

 それら時系列に加えてアニペジオ、音楽ひいてはユニットTrident(そしてBlue Steels)について、メディア展開について。の三つの軸を交えてそれぞれ話していきます。

 要は一人のファンができる限りで二年半を振り返るというそれだけなんですが。

 ラストライブの感想などは別記事に書く予定です。併せて書くとめっちゃ長くなるので(この記事の時点で大概長いけど)、書き終わったらこっちにもリンク貼ります。

 本当ならラストライブBD発売日に更新する予定でしたけど、展開が多いだけに随分と長くなりました。文字数にして一万二千。 

 

 まぁとりあえず聞いてくれよ! 公式展開に合わせて話に出せるのは最後かもしれないだろ。だから、全部話しておきたいんだ。

 

1.連載開始からアニメ化まで

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 アルペジオ、元は漫画で連載開始自体は2009年と比較的最近の連載です。

 自分自身漫画読みとして連載の存在は認知していたものの、斜に構えて「どうせ萌え漫画なんだろ?」と高を括って舐めてたというのが本当のところです。今考えれば連載雑誌からしてそんな単純なもので終われる訳がないわけですけど。

 今以上に程度の低い漫画読みの知ってた情報としては「少年画報社のヤングキングアワーズでやってる」「女の子が出てくる」「軍艦?物?」が精一杯。読んだこともなく知り合いの漫画読みさんが非常にお勧めしてたのを覚えているくらい。

 連載している出版や雑誌がマイナー寄りであること、女の子×軍艦×SFという乗算の結果が予測不能な作品のため期待以上に困惑が大きかったこともあり、印象はあまり良くなかったのを覚えています。

 

 そして連載から四年が経過したある日、突然、それはやってきました。

 

2-A.テレビアニメ化

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 祝・蒼き鋼のアルペジオ、アニメ化!

 最初聞いたときは「おめでとう」とか「大丈夫なの?」なんてレベルを飛び越えて「正気か!?」って叫びました。「何考えてんの!?」でもいいです。しかも全部3Dでアニメやるとか言いだして「大丈夫か!?」とも。

 連載雑誌のテレビアニメ化でアルペジオ以前のものは悪名高い「ヘルシング」「朝霧の巫女」などの印象が強いため期待感が持てなかったというのも正直なところ。

 あまりにインパクトが強すぎました。そしてこの段階で初めてまともなあらすじを読んだのも覚えています。

 以下、公式サイトより引用。

 2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?

  超兵器である軍艦群「霧の艦隊」が人間をぼろぼろにした後の世界。霧との衝突から七年後、人間と霧が出会うところから物語は始まります。

 ハードな世界観と、人間と別種の知性の出会い(しかも人類の天敵の!)、これは面白そうだなと思ったもののやはりものを見るまで半信半疑な気持ちでした。

 大丈夫なのか?という不安は一話見た後すぐ解決。リンク先はニコニコの公式動画で無料配信してます。とりあえず一話だけでも。

 

  一話見きるまでもなく、開始数分でドキドキワクワクでひゃっほいでした。

 渕上さんの「きゅーそくせんこー」で一本釣りされたのは自分だけじゃないはず。キャラクターが特徴的であり、3DCGだけとは思えない出来、そしてOPはナノさんとマイファスが作り上げたかっこいい楽曲というのもあり掴みが完璧すぎました。

 地方民としては映るかどうかだけが心配だったのに、そこにニコニコ動画での最新話毎週一週間無料公開! ネットって偉大ですね。配信が一週間遅れるだけでほぼリアタイの映像を高画質で何度も見れるわけですから。

 今でもニコニコ公式チャンネルで1663ptで2~12話が一か月見放題に!しかも一話は無料!

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 元々アニメを定期的に見るという習慣がなかった自分でしたけど、当時のアニメ群の中でアニペジオとキルラキルは完走しました。そのくらいの熱量と質量でした...毎週最高に面白かった。

 ちなみに副題のアルス・ノヴァとは、音楽用語の「新技法(アルス・ノーヴァ)」に由来しているそうです。ほぼ3DCGのみでのアニメ挑戦にはまさにうってつけの名前と言えるでしょう。

蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ‐(@arpeggio_TV)さん | Twitter

 

 アニメが始動したことにより、声優ユニットのTridentも活動を開始。

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 メンバーはイオナ役の渕上舞さん、タカオ役の沼倉愛美さん、ハルナ役の山村響さん(これでひびく、と読む)の三名。イベントやライブでは必ず「私たち三人そろって、Tridentでーす!」といった挨拶が定番となっている。由来は海の神様ポセイドンの持つ三又の矛から、三人メンバーで舞台が海ということで決まったそうな。

 この段階ではED曲であるブルー・フィールド、Innocent Blueをシングルで発売、またアニペジオのラジオである「蒼きラジオのアルペジオ」の配信、横須賀でのイベントもこのあたりだったような?音楽とイベント活動などによる広告塔という二側面が主だった印象です。

 アニメ発祥の声優ユニットと侮るなかれ。しかも楽曲も非常に完成度が高く、アーティストとしての実力もハイレベルな水準にあるかと。

 EDM要素などを取り入れながらも歌唱力の高い三人の力強く時に儚いボーカルが相まって、殊更に魅力的な楽曲に仕上がっています。

 代表曲であるブルー・フィールドを一度でも聞いたら「All I See」が頭から離れなくなるのは必定。

 またZepp Tokyoにて一夜限りのライブイベントも開催。キャラソンアルバムとシングルの二曲を引っ提げ、冬ながら熱い夜となったようです。め゛ち゛ゃ゛め゛ち゛ゃ゛い゛き゛た゛か゛っ゛た゛

 同時期にはOPを歌うナノさんとマイファスによる「SAVIOR OF SONG」も発売。最高にかっこよくてしびれる一曲なんだぜ。

 

 またラジオで様々なゲストを呼んだりしていた際こんなネタが出てきたり。

 

 GUNZO!GUN・GUN・GUNZO!

 これがきっかけにあるユニットが誕生しようとは夢にも思わなかった...。 

 

 アニメ中はDMMのゲーム、艦隊これくしょんとのコラボイベントや、開始時期は覚えていないんですけどWorld War Shipとのコラボなども果たし、アニメを見ていないけどキャラクターは分かるという人も多いのではないでしょうか?

World of Warships and Arpeggio of Blue Steel -ARS NOVA- Join Forces

 むしろコラボきっかけでアニメを見たらハマったという人も見受けられたように思います。なにを隠そう自分もその一人でして...。

 ただ艦これイベントは楽しかったんですけど「めっちゃうるせぇ!!!!」ってみんなで盛り上がってたほうがインパクトは大変強かった。 

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 いつもの。

 

 またグッズ展開としてこのあたりはプラモデル展開もしていたように思います。せっかく軍艦が出てくるわけですし、更には船体の変形とかまでやらかしちゃう!これはプラモにせなあかん!みたいな熱を当時感じてました。

 通常時と変形状態など別売りで店頭に並んでたのが懐かしいです。買おうかと思ったんですけど汚部屋を思い出すと置く場所がなくて...。

 

 そしてアニメ放送終了。

 笑いあり涙ありバトルあり、無理な原作再現などは行わず、それでいて原作を尊重したストーリーにやり取り、楽曲も素晴らしいものばかりでプラモデルも出て大満足!三か月間お疲れ様でした!

 ...で、終わると思っていた頃が自分にもありました。

  今振り返れば、これが長い二年半の航海の始まりに過ぎないとは。

 そしてこんだけ書いてまだアニメ放送後までしか話が進んでないのに戦々恐々してます。

 

 なお、アニメ円盤の売り上げですが、一巻が一万四千枚、それからずーっと最終巻六巻まで一万二千枚をキープし続けました。相場は分かりませんけど、多いのではないでしょうか。一巻の売り上げ枚数では当時の秋アニメ二位くらいには売れていたそうです。

 通常、巻数を経るごとに離れていく人が出るため売り上げ枚数は下がっていくと考えると、驚異の顧客保有率だと考えられます。

 放送前の下馬評ではアルペジオはあまり注目もされておらず、むしろ艦これの流れに乗っかった作品なんじゃないか、とか色々あったんですけど、純粋に中身でこれだけ評価されたのはうれしい限りです。むしろコラボで来た人たちの心をがっちり掴んだというか。

 この売り上げが、後々の爆発力につながる訳です。

 

2-B.アニメ放送終了後

 アニメ終わって大満足!と思っていた矢先、奴がきた。もはやメンタルモデルだった頃がなかったことにされているキリシマ...とクマたちが!(調べてみたらこれ自体は再放送版だったらしい、元々はアニメ本編後のおまけアニメだったとか)

 

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霧くまs 全12話+エンドカード+α by alphaville アニメ/動画 - ニコニコ動画

 

 キリシマ、もといヨタロウにかこつけてギャグやろうぜ!お前ら全員クマな!

 何をどうしたらそうなるんだとでも言わんばかりの発想で、やってることも「きゅーそくせんこーのイントネーションに似た言葉を探す」「クマから元の姿に戻ろうとしてだいたい失敗する」「野生に返る」「カーニバルダヨッ」「ピーマン許すまじ」

 公式が二次ネタをばんばか取り入れてくるその様はさながら無法地帯。映像の下で流れる申し訳程度の宣伝もあって余計にシュール。

 ...と内容は不真面目なもののアルペジオの展開が薄くなっている時期に、視聴者の記憶から風花しないようにと1stフルアルバム発売まで間を持たせてくれた大事な作品であったり。

 

 そして(霧くまsを除けば)空白の時を経て、1stアルバム「Purest Blue」が発売となりました。

 

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  内容は11曲、ブルー・フィールドなど全体曲、イオナとタカオ、タカオとハルナといったデュエット曲、それぞれのソロ曲、そしてボーナストラック的な一曲で構成されています。

 今後のアルバムシリーズもこれと同様の構成が為されています。そのテンプレートがここで決まったわけです。

 内容もバラードにロックなものと幅広く、またキャラクターsongs収録のTridentメンバーが歌う楽曲も収録されているのは嬉しいところ。

 アルバムとしての完成度、いわゆる捨て曲のなさや一本通して聞いたときの飽きのこなさ(緩急?)など目を見張るものがあります。気付いたら一週してたなんてこともざらなくらいで。

 一周年ということもあってか、フルアルバムサイズがドドーンと出てきたのはありが

たい。

 

 そして...そんなアルバムのボーナストラックに奴らがやってきた!!!

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 ※画像はオリコンより

 千早群像役の興津和幸さん、織部僧役の松本忍さん、橿原杏平役の宮下栄治さんの三人による、蒼き鋼...Blue Steelsが!

 しかも、ラジオネタの群像ラップを引っ提げて殴りこんできた!!!

 最初聞くといい曲だなーと思う癖に大サビ前で必ず入る群像ラップはもはやアルバムシリーズの毎度の恒例行事。毎回クオリティが高いのが余計に悔しいし面白くて最高です。

 

 また1stアルバム発売で、再度横須賀でイベントをやる(1stライブの記憶間違いかもしれない)、自衛隊協力のもと艦内でPurest BlueのPV制作など精力的に活動してたのが印象深い。

 

 アニメ放送開始から考えて一年経過、終了時から半年経った中でのフルアルバム発売。ワンクール前のアニメが古いと言われる時代において、今更なぜ?という感じは否めませんでした。

 個人的には展開どんどんやってくれたり、楽曲出してくれたりしてくれるのはいつでも大歓迎ですけど、商業物ですので売り上げ...収益が見込めるか不透明な展開はファンとして素直に首を縦には振れません。

  しかし、これは今更な展開なのではなく、これからの展開のための布石であったことを知ることとなりました。

 

3.劇場版制作決定と公開終了まで

 

『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』、劇場版2作を発表! | アニメイトタイムズ

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 まさかまさかの、劇場版制作決定。いくら良質なアニメだろうと、これ以上の展開はないだろうと思っていた矢先でした。

 しかも前編と後編の二本立て。前編はアニメの再構成とオリジナルエピソード、後編はその流れを継いでのヤマトや霧の生徒会、千早翔像の登場など原作展開を追いかける形での映像展開。

 更に劇場版が出る、ということは楽曲も新規で出すぞ!Tridentの新曲、アルバムもリリースするぞー!と、テレビシリーズが終わり、アルペジオのメディア展開は第二波とも言うべき局面へ至ります。

 

 年も明けた2015年、めでたく前編である蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-DCが公開。それに合わせてDCオープニングであるBlue Snowを収録したミニアルバム『Blue Snow』が発売。主題歌はテレビシリーズのOPを担当してくれたナノさんが歌うRock onでした。

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 ピアノやバイオリンが奏でる儚く淡い旋律に乗せて伝わってくる、感情を後天的に知ったメンタルモデルならではの苦悩と言うか戸惑いは非常に胸に染みます。EDMの要素も弱いわけではなく、かといって抒情を邪魔するわけでもなく。

 全体曲の中でも特に気に入っている曲で、おそらくもっとも聞いたであろう曲でもあります。アルバムとしてもまとまっている上に、七曲なので通勤時間に聞くとちょうどアルバムが一週、つまり朝と夜で2ループします。時間調整完璧すぎていつも聞いてます。

 まだDCには複数の意味が込められており、ディレクターズカット、ダ・カーポなど様々な議論を呼びました。

 

 でもドリキャスだけはないそうです。 

 

 また三月には初めてのTrident単独ライブとして『 Trident 1st LIVE 「Blue Snow」』が舞浜アンフィシアターにて行われました。

 同ライブでは九月に2ndライブが行われること、DC初回限定版に特典映像としてライブ映像が収録も告知されました。

 

Trident 1stライブより、公式レポートを大公開! | アニメイトタイムズ

 

 

 DC公開後は後編であるcadenzaの前にいくつか展開が挟まりまして。

 まずスピンオフであるTALI先生が筆を執ったタカオ主役の「ソルティ・ロード

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 TALIさんは確かご夫婦二人で一人の作家名で、お二人で仲良く描いていらっしゃるとのこと。ノリで描いたら連載が決定してビビった、みたいなことを仰ってました。

 内容としては、本編主人公である群像たちのいた学校「海洋技術総合学院」にタカオが潜入していたら...というもの。

 既存キャラクターであるタカオ、ズイカク、イ402が、本作オリジナルキャラたちと交流をしていくという日常学園ギャグ?物です。

 メンタルモデルが鉄山靠したりタコを飼ったり402がお母さんだったり、本作も好き勝手やってます。だがそこがいい。

 三巻で完結しており、軽く読めるので非常にライトなシリーズとなってます。

 

 そしてスピンオフと言えばこれを忘れてはいけない。山村響先生執筆の「アルペジオ劇場

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 描いたのが、ハルナ役である山村響さん、声優としてだけじゃなくて漫画家としても才能を持ってらっしゃる...。

 内容としてはTridentとしてのイオナ、タカオ、ハルナたちがライブをやったり、Blue Steelsが出てきたり、幕間劇をキャラクターがやったりと、メディア展開に沿う形で話が進みます。

 自分も3rdライブ物販で買わせていただきました、しかも...本だけじゃなくて書き下ろしの下敷きまでつくという豪華っぷり!

 声優、歌手、漫画家...山村さんの持つ可能性は無限大です。

 

あんハピ♪&アルペジオ劇場|山村響オフィシャルブログ「Take the Funny Train」powered by Ameba

 

 発売時期はずれるんですけど、コラムやトリビュートコミックではこういったものも。

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 奴 ら が ま た 帰 っ て き た

 今 度 は 本 に な っ て や っ て き た

 作者はアワーズで師匠と僕となどの高内優向先生による、「霧くまs THE COMIC

 まぁ、説明は不要ですね。だってタイトルに書いてありますし、霧くまsって。そのコミック版ですって書いてありますし!

 

 他にも展開としてはArk Performance先生によるアルペジオコラム、本誌についてきたドラマCD、今井哲也先生の飛べないシーガル・スリー、関連書籍で解説本である戦闘詳報やオフィシャルブック、日暮茶坊さんによるアニペジオのノベライズなどなど本当に多岐に渡っていますが、ここでは割愛とさせていただきます。

 

  翌月に劇場版後編の公開を控えた九月、ミニアルバム「Blue Destiny」とキャラクターソングvol.2が同時発売。

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 Blue DestinyもBlue Snow同様にミニアルバム、キャラソンvol.2はフルアルバムの仕様での発売。

 キャラソンvol.2の内容はキャラソンvol.1に新曲を加えた感じの内容となってます。正確にはvol.1からTridentメンバーの楽曲を引いて、そこに新曲を追加した内容。

 Blue Destinyの出来は言うまでもないので割愛。初回限定版には12月に開かれる「蒼き鋼のアルペジオ –アルス・ノヴァ–」キャラクターソングライブ“Blue Field”〜Finale〜への先行抽選のシリアルも封入。横須賀芸術劇場にて、最後のライブを執り行われるアルペジオ最後のライブイベント。

 自分はもちろんめ゛ち゛ゃ゛め゛ち゛ゃ゛い゛き゛た゛か゛っ゛た゛!!!!!

 気付いたら抽選の締め切りから一時間過ぎてて抽選もできず、もちろん一般販売も気付いたら売り切れてたZE!間抜けすぎるしでも売り切れはとてもおめでたいしで泣けばいいのか笑えばいいのか分からなかったYO!

 zeppのイベントに1stも2ndも参加できず、フィナーレライブも不参加決定。自分が参加したのは、後述する3rd(ラスト)ライブ、Thank you for your BLUEのみです。その話は追々。

そして10月、Cadenza公開前に2ndライブを(今回は2dayに増量して)届けたTrident。改めて調べてみたら2ndライブは映像化されていない...?そうだとすれば、現地参加できた人にとっては貴重な体験だったに違いないですね。

Trident 2nd LIVE “Blue Destiny”ライブレポート | アニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」公式HP

 本ライブから公式ペンライトに無線操作型のが導入され、例えばTridentの楽曲の最中はTridentカラーの青やそれぞれのパーソナルカラーなどカラフルに光ったり、ソロ楽曲の時はぬーさんなら赤といった具合で、ライブ中にイベント主催側がペンライトを無線操作するといった演出がなされました。

 そういったライブの中身に関してはリンクの公式サイトのライブレポートの方で。

 

 

 それからライブ熱の上昇気流を受けて、劇場版後編にあたるCadenzaが公開。

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 公式ツイッターで、週ごとの来場者プレゼントがバンバン更新されていったのを思い出します。

 霧の生徒会の面々には三森すずこさんや福原綾香さん、中原麻衣さんなど豪華なメンバーを迎え、より一層熱くなるアルペジオワールド!

 

 ...しかし、(記憶が正しければ)2ndライブにて既に、次回の12月、横須賀芸術劇場でのライブイベントでアルペジオのライブイベントは最後にする、という告知がなされておりまして。

 「もうこれ以上の展開はしない」という意志表示に近く、現に7/18日現在、ラスとライブ移行のメディア展開の告知はありません。

 終わらないでほしい、解散しないでほしいと惜しまれながら、作中に登場した横須賀の地にて最後のアルペジオイベント「蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ‐ “Blue Field”~Finale~」が開催されました。

20151219ライブイベント“Blue Field”~Finale~イベントレポート | アニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」公式HP

 アルペジオイベントを締め括るに相応しいイベントとなりました。

 蒼き鋼クルーたちやメンタルモデルはもちろん、蒔絵や霧の生徒会などほぼ全員が出演!アルペジオのキャラクターたちが総出演しての一夜限りの歌の祭典。

最後は「イ401発進!」「きゅうそくせんこー」からの2000人のクルーたちと一緒にブルー・フィールドで「おーらいしー!」

 ライブの様子は公式レポートとダイジェストで確認できるので特に語ることはないですね、そも参加してませんし!

 今回のライブ映像は劇場版Cadenzaの初回特典としてついてきます。1st、finaleライブは映画初回限定版を買えば見れるし劇場版も見れて一石二鳥です。キャラクターsongs vol.2に1の内容が含まれていたり、アルペジオはコンテンツ一つ一つの密度が高いのが特徴というか、ユーザーフレンドリーというか。

 逆を返せば、きっちり新しいものを手に取ってもらうこと(売ること)、ひいて長々とやるつもりがないところが見えるようでした。

 

4.ラストライブまで

 アルペジオのイベントは最後、そう公式からのアナウンスがあった中で、finaleライブでTridentの3rdライブの告知がなされました。それがTridentの解散ライブであることも。finaleでアルペジオとしてのイベントは終わり、次のライブはtridentの終わりになります。

 開場は幕張メッセ、収容人数はfinaleの4倍の8000人。現地参加したフォロワーさんによれば「みなさん一人一人が三人連れてくること」と松本さんが仰っていたとかどうとか。

 ともあれ、4月3日、それがアルペジオ関係のイベントの最後の日となりました。

 

 ラストライブに合わせてラストアルバムのBLUEの発売の予告がなされ、クロスフェードに先んじて、「ブルー・フィールド〜Finale〜」のPVが公開されました。

 初めてのブルー・フィールドから始まって二年あまり、Finaleを冠するブルー・フィールドが公開。原点の曲を再度アレンジして持ってきたあたりで、ああ本当に終わるんだと少し寂しくなった記憶があります。

 またFinaleのブルー・フィールドには公式でエキストラの募集がされていまして、なんの募集なのかと思っていたらこのことだったのかー、東京周辺に住んでたら絶対にいってたんですけどね、参加できた人はうらやましい。

 発売前にはTridentの活動を振り返る、インタビューや舞台裏を収めた動画も公開し、

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 ラストアルバム「BLUE」のクロスフェード公開。

 今回は最後ということもあってか三方スリーブがついたり、全11曲のフルアルバムサイズ。

 また今回のアルバム、Tridentソロパートは渕上さん、沼倉さん、山村さんそれぞれが作詞しているというので驚きでした。メンタルモデルとして、Tridentとして、一人の演者として、様々な思いが込められています。何度聞いても違った解釈ができる、その様はプリズムのようで。動画終わりに群像艦長が「Trident、解散。いざ、ラストライブへ」と締めてくれるのは本当にずるい。 

 またラストライブを記念してのTwitterキャンペーンも開催。

・その1:Tridentへのメッセージ大募集!
 Tridentへのメッセージを募集します。ハッシュタグ#ThankYouTridentを付けて応募して下さい。頂いたメッセージの中から幾つかを4月3日のライブ当日にパネル掲載します。

・その2:THE LAST LIVE「Thank you for your “BLUE”@幕張メッセ」1曲目当てクイズ!
 ラストライブの1曲目、何を歌うでしょうか?ハッシュタグ#Trident_openingを付けて何を歌うかを応募して下さい。
正解者の中から抽選で5名様にTridentサイン入りポスターを
プレゼント!

 自分は何を呟いたのかハッシュタグ検索してみたところ何も引っかかってないようで、悩みまくった挙句期間逃した様子。

 

 Tridentのアルバムと言えば、Blue Steelsも忘れられません。もちろん今回も参加しています。今回は以前の一曲とは違い二曲収録。Trident解散に合わせてBlue Steelsも解散ということで気合いが入っています。

 悲しみに暮れるみんなを元気づけてくれるようなより一層パワフルな楽曲、エガオマニア。こちらではイオナが「Blue Steels、解散。いざ、ラストライブへ」と動画同士リンクしてるのがまたいい。しかも、さらりと今までのBlue Steelsの曲名「蒼き空の下で」「アルペジオ」「変わらない場所」が歌詞に出てくるところも憎い。

 一方でもう一曲、始まりの終わりは今までの卒業式のような雰囲気とは違い、別れをテーマとしているように思います。今までの出会いに思いを馳せ、無理に再会を約束しようとはしません。染みる曲で、ふと聞いているとほろりと零れてしまいそうな、そんな曲でもあります。

 

 それから二か月、幕張メッセ。Tridentの3rdライブにして解散ライブである(それはまたBlue Steelsにとっても)「Trident THE LAST LIVE Thank you for your BLUE」が開かれ、五時間超にも及ぶ盛大なライブが行われました。

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 Tridentラストライブの公式レポ&セトリ到着 | アニメイトタイムズ

 いつもの「私たち三人そろって、Tridentです!」の掛け声とともに始まり、「私たち三人そろって、Tridentでした!」の掛け声で閉幕。二年半の航海に幕が下りました。

 当日は小雨降る渕上日和な中、Trident、Blue Steelsともに持ち歌全部をフルサイズで37曲歌うというとんでもなライブとなりました。しかも、一曲Blue Horizonは完全新曲で専用の映像まで用意してのラストライブ。

 自分は最初で最後のTridentライブということで参加してきました。すっごい楽しくて、笑って泣いて、最高のライブだったと思います。

 現地参加したものの、自分は帰り時間の都合で渕上さんの挨拶以降は聞けていません。ですので、BDで今度こそTridentの最後を締め括りたいと思います。

 

 長くなりましたが、以上が蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-、および声優ユニットが駆け抜けた二年半です。

 リンク先の不備、記述ミス等々ありましたら申し訳ないです。そっとリプなりしてもらえるとうれしいです...。

 二年半、本当にありがとうアルペジオ、ありがとうArk Performance先生、ありがとうTrident、ありがとうBlue Steels、関係者の皆様に感謝を、ありがとうと申し上げたい。

 

 願わくば、いつか幕張で交わした曖昧な約束が、本当になると、うれしいです。