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灰かぶり姫たちのそれから

 今更ながら...シンデレラガールズ2ndシーズン放送開始しましたね。自分はまだ最新話(20話)まで追いつけていない(現在16話)のですけど、これからどう展開していくかとても楽しみです。

 そんなこれからも楽しみなシンデレラガールズですが、これからを話す上で欠かせないものとして新しいOPがあると思います。大変魅力あるOPで楽曲もすごくいいですけど、それだけでなく伏線やモチーフのカットが多いのもまた見所ですね。他の方がOPに関してとても良い記事を書かれていることでしょうけど、自分もまた少し書き出していこうかと思います。

 記事内容としては当然2ndシーズンの内容を含みますので見ていない方はご注意ください。

 

 くっそ今更な記事だけど書きたくて仕方なかったんだよ!許してくれよ!

  シンデレラガールズやシンデレラプロジェクトの名の通り、コンセプトとしては、「今はまだ普通の女の子だけれど、シンデレラのように光り輝く存在になる可能性を秘めた原石たち」というものがあると思います。

 そしてアニメでは、彼女たちはステージでその眩しさの一端とは言え如何なく輝きました。それはまるで魔法をかけられたシンデレラのように。たとえ今は六等星だとしても、その身に纏ったマイファーストスターの名前の名に恥じない眩しさでした。

 しかし、シンデレラの魔法は刻限付き、いつか解ける時がくる。では魔法が解けた彼女たちはどこへ進むのか?

 彼女たちのこれからについて、三点ほど順番に書き出していこうかと思います。

 まずは一つ目。

 

  • シンデレラたちのこれから

 シンデレラガールズとあるように、モチーフがあります。オープニングにも多くその要素が盛り込まれています。

 先にも述べたようにシンデレラの魔法は解けるもの、以前のオープニングstar!!は彼女たちが魔法をかけて光り輝くまでを象徴するようでした。

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 しかし今回は魔法が解けた後。一度灰被り姫に戻った彼女たちから始まります。夢から覚めてもそれでも新しい光を、舞台を夢見ているような印象的なカットです。裸足でキャミソールという出で立ちは、一度衣装をまとった彼女たちを見ている自分としては、あまりにも無垢で純粋すぎるなように見てとれます。言ってしまえば物足りなさ、しかしありのままの魅力が伝わってくるようでもあります。またその後ろ姿から、純粋さの中に空虚さを内包しているように感じています。無垢な彼女たちが見据える先にあるものとは。

 ここのシーン、彼女たち以外にも壊れた時計がありますが大変好きです。時計と彼女たちの様子から魔法の解けた灰被り姫だとすぐわかりますし、この時計の有様を見ていると魔法が解けたというより解かされたようなイメージも湧いてきます。そういう二つの意味のあるカットのようにも思える。魔法が解けたシンデレラの彼女たちだけでなく、時計を早回しにしあまつさえ壊してしまった美城常務を連想します。この壊れた時計と彼女たちの後ろ姿が相まって、これからへの想像が掻き立てられます。

 

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 おそらく12時を過ぎたであろう灰被り姫たちの表情は、やはり何か物足りなさを秘めているよう。彼女たちの視線の先には、目を引き付ける何かがあるようで...?

 見ているとラブランコの三人はきれいな衣装で舞台練習の後でしょうか?ほかにもアスタリスクは仕事の移動中なのか、凸レーションもお仕事のリハかののように見えます。CIはオフなのでしょうか、おめかしして街を歩いている途中。何気ない日常のシーンで、お仕事、プライベート充実しているように見えるけれど、満ち足りているようには思えない様子。

 

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 桜の花びららしきものが降りしきる中、光を、何かを求めるように手を伸ばす。何か胸の隙間を埋めるものを探しているのでしょうか。欲している、今のままでは足りない...そう訴えかけるようなシーン。

 

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 花びらの光に手を伸ばすだけでなく、その手の先に向けて走り出す彼女たち。ありのままの姿で仲間と一緒に走っていく様子は見ていて本当に楽しそうで。

 彼女たちに感じた空虚さは笑顔、楽しいというエネルギーの欠如だったのかもしれません。ありのままの彼女たちの楽しそうな表情はついこちらも笑顔になってしまいます。武内Pの言っていた魅力の笑顔、これでもかってくらい伝わってきますね。

 

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 そして新衣装とダンスシーン。衣装はお姫様で王子様のような印象を受けます。衣装に関しては後程。

 楽しそうに踊って歌う彼女たちにもう最初見たときからテンション上がりっぱなしでしたね。最後はこの衣装で踊ってくれるのでしょうか。

 

 総括。

 彼女たちの日常が急加速していくセカンドシーズン、常務の方針、自分たちのやりたいこと...。抑圧と解放が対比的なOPで、内容の示唆(とでも言いましょうか)を感じられる内容ですし、単純にこの短い1分30秒にカタルシスを持ってきてくれているのは素晴らしい出来だというほかないです。

 モチーフの使い方もうまく、シンデレラと灰被り姫、時計、靴、王子様...様々な要素を入れながらも調和の取れた出来ですね。魅せ方と情報配置がこれでもかというくらい憎い演出がたくさんです。彼女たちのこれからが楽しみになるOPでした。

 

  •  卯月について

 OPの解釈では意図的に抜かしていた画像が二つあります。最後の新衣装によるダンスシーンと、卯月の画像です。ここと、次の章で述べるので省略していた形となります。

 シンデレラガールズにはたくさんの魅力ある個性的なアイドルたちが出てきます。しかしOPに出てくる中で特に言及しなければいけないのは卯月ではないかと思います。

 アイドル作品の登場人物たちはアイドルとして、女の子としての二面性の板挟みになったり自分もアイデンティティや目的を揺さぶられることが多いように思います。こと主人公たるキャラクターは揺さぶられることは多くなります。

 自分の好きな言葉に「一番心が動くのが主人公だ」というものがありまして、その感情の揺れ動きや振れ幅を持ちうる、また裏返せば不完全性のあるデレマスのキャラクターは一体だれか...卯月だと私は考えます。

 

 ほかの子達は何かしら特化した強みや、今までの経験を持っています。未央で言えば一度折れ掛けた経験や、杏はタフな自分をもっていますし、みりあなどに至っては未来に進む力があまりに強すぎて挫折や涙をイメージできない始末です。

 では卯月には何があるか。元気、笑顔、人当たりの良さなど良いところはたくさんあがりますが、苦難に踏みこたえる力や歯を食いしばってきたようには思えません。前を向く力は強くても、足を絡め取られると動けなくなるような、そんなイメージ。

 現にプロジェクト解散の話でもやもやした未央を引き留めた際の卯月は「とにかくそれはいけない」「仲良くしなきゃ」と彼女の善性は伝わってくるものの、具体性や不安への耐性は見受けられません。

 感情が一番揺れ動くのが主人公らしいのであれば、まさに卯月はうってつけではないかと思います。自分の弱点を克服しようとする、涙を振り切って前に踏み出そうとする、そういうエモーショナルなものを見せてくれるものが主人公だと思います。そういう意味でも、ややメタ的な視点でも彼女はまさに主人公なのではないかと。

 

 だからこそ、彼女の笑顔が最高に輝く瞬間が見たい。苦難を乗り越えた彼女の笑顔の輝きはガラスの靴の光よりもまぶしいことでしょう。大変楽しみです。

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  OPのこのシーン、やたらスクショするくらいには卯月が美人でかわいくて好きです。

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 深読みなのかもしれませんけど、1stシーズンオープニングでそれぞれがライトをつけていくシーンがサビの前にありますけど、あのライトの数を数えてみると、アイドルのは12人分しかありません。みんな光(何かしらの長所や強さ?)を持っているのに、誰かそれをもっていない子がいる。そして、卯月が見つめる自分の手のひら。

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  なにか、つながりを感じてしまいますね。

 

  • シンデレラと王子様

 最後にオープニング衣装について思ったことを書き連ねて最後にしようと思います。

 

 シンデレラがモチーフにあるという話は散々書いてきました。魔法、お姫様、王子様...etc。そして2ndシーズンは魔法が解けた灰かぶり姫たちが再び舞踏会を目指す話です。

 ...では、誰が彼女たちにもう一度魔法をかけるのか?

 

 それは、誰も掛けてくれない。まさにオープニングの歌詞の通りなのだろうと思います。12時過ぎの魔法は自分の勇気。おとぎ話のようにご都合主義な王子様はいない、自分たちの足で走っていくこと。それ自体が魔法となりえる。

 そう考えたとき新OPの衣装は大変粋なデザインであると気づけました。

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 ドレスのようでもあり、また軍服とでも言いましょうか?男性的であり女性的な衣装です。モチーフは当然お姫様と王子様でしょう。シンデレラの解けない魔法をかけてくれる王子様と、解けない魔法をかけてもらうシンデレラ。その二つが一つになったら....?

 誰かに魔法をかけてもらわないといけなかった灰かぶり姫は、自分たちだけで歩いて行けるシンデレラへ。とても素敵だと思います。

 

 また、この両性的な衣装と符合するだろうと睨んでいる情報が二つほど。一つは当然アニメでも出てきますし今年ライブが予定されている「シンデレラの舞踏会 Power of Smile」です。そしてもう一つは、1stシーズン冒頭のお願い!シンデレラのライブシーンのセリフです。「会場のみんなが王子様に!シンデレラになれるから!」

 舞踏会は、お姫様と王子様が楽しくダンスをする場所です。では、その舞踏会に行く自分たちは一体何者であるのか。ここでも言われているように王子様であり、お姫様であるのでしょう。夢のような時間、それこそ魔法にかかったような素敵な時間を過ごすのですから。

 ならば、一緒に踊ってくれる相手がいなければなりません。そしてそれは当然、アイドルたちであります。

 王子様でも、シンデレラでも、みんな分け隔てなく楽しめるように、一緒に素敵な時間を過ごせるように。ある人にとっては彼女たちは素敵なシンデレラでしょう、またある人にとっては優しい王子様でしょう。

 彼女たちの衣装は、初めての舞踏会で戸惑う私たちみんなに手を差し伸べてくれるような印象を受けます。

 

 

 

 以上が、私なりのシンデレラガールズについての所見です。あと4話、自分からするとあと8話、どう展開していくか大変楽しみです。

 そして11月にはシンデレラ3rdライブも控えていますし、二月にはミリオンのライブ...そしていつになるかはまだわかりませんけど、ミリオンのアニメも制作が進んでいるようです。まだまだ目が離せないアイマス、これからも楽しみですね。

 プロデューサーさんっ!次は舞踏会ですよっ!舞踏会っっ!

 灰かぶり姫たちが、もう一度、今度は解けない魔法にかかる姿が楽しみですね。

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P.S.

 おそらく、アニマス同様オープニングシーンで途中から変更される部分が出るとこがあるのではないかと睨んでいます。

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 卯月はその手に何をつかみ取り、ガラスの靴はもう一度履けるのか。cast a special spell on me?