漫画上半期を振り返って

結局先月の新刊関係の記事は書かず仕舞いになってしまいましたけど、七月に入りましたね。
今月の新刊はどんなものが…という話の前に一年の半分が終わりましたので軽く今年の新刊を振り返ろうかと思います。

軽く思い出してみる感じ、今年を一言で言えば「再生の年」という印象を受けます。NARUTOの連載終了、雑誌の休刊など昨年までは漫画業界が荒れに荒れていたと肌で感じていた次第です。
しかし今年は去年までが酷かった影響もあり、新連載の台頭、新雑誌の創刊、今後の漫画業界を担っていく作品の競争が始まったのではないでしょうか?例えばジャンプの新連載たちがドンドンアニメになりメディア問わず活躍していく様など、その最たる例かと思います。

具体的にどんな漫画が光ったか?というとまず「少年誌全般」、次に「ファンタジー(ことモンスター娘)」の二つかと思います。
マガジンはいまメディアミックスなどでも今年は熱の高かった時期かと思いますけど、ジャンプサンデーがガツンと新連載で盛り返してきたのがかなりでかい。チャンピオンは相変わらずのマイペースながらも独特の癖のある連載がまたいい。
正直少年向けは飽きてたのですけど、去年末から今年にかけて少年向けには惚れ直しました。よもや四大少年誌全てに買うシリーズが出ようとは。
ジャンプはヒロアカ、カガミガミ、ポチクロ、マイアニマル。マガジンはUQ HOLDER!。サンデーはBIRDMEN。チャンピオンは実は私はを買っています。
ここまで少年誌で買うシリーズがあるのはかなり自分自身珍しいと驚いてます。
あと、最近サンデーが40万部割ったそうですけどあそこは漫画メインの出版ではないから普通に売れてる分には問題ないんじゃ?とか思ってます。

次にファンタジー、もっと言えばファンタジー生物を軸とした漫画。まぁこれが特に今年を象徴することになるかもしれませんね。そんなに大それたブームにならないんでしょうけどね、どんな人であれ、ファンタジー漫画(またはそれを原作とする作品)を見ない人はいないと言ってもいい。
このマンガがすごい!に亜人ちゃんは語りたい入ってたと思いますし、今年の夏アニメには実は私は、モンスター娘のいる日常がラインナップ。ジャンプ+などには温泉街のメデューサなどもあります。あと魔法使いの嫁とかもこのジャンルの筆頭ですか。
入れていいのかやや微妙ではありますが、血界戦線などもファンタジー作品ではかなり受けた作品でしょうし、漫画のみならず流行っているのかもしれませんね。
ファンタジー漫画、今年のトレンドかと思います。

では青年誌などはどうかと言うと…これまたこっちも負けてないんですよね。
新雑誌の創刊は休廃刊が多いだけに創刊も多い。マガジンエッジ、ヒバナ、去年あたりの創刊ですけどヤンマガサードやメバエ、スクエア19の後継ぽいのも出ますしね。あれはスクエア増刊という体裁ですけど、アオハルとかフェローズ(現ハルタ)みたいに増刊から定期刊行というのもある道です。
新創刊が多いだけに単行本も中々出ず、単行本として市場やランキングに食い込んでくるのは来年以降になるのが残念。
逆を言えば、来年以降はバンバン新雑誌と既存雑誌の間でバチバチ火花が散ることでしょう。新しい風(新連載、新連載)が吹き荒れる最中、業界に刺激が加わるのはどんな化学反応が起こるか、ワクワクものです。

具体的な今年注目の新タイトルとしては、ジャンプ+のポチクロ、LaLaの水玉ハニーボーイ、サンデーのBIRDMEN、アワーズGHのネコゴゼ、ゲッサンのだって小山くんが艶い、ヒバナのアフターアワーズなどなど。ぱっと思い出せるのはここらへんでしょうか、頭がぽやっとしてていまいち思い出せない。
他の諸々は恐らく過去記事で書いてることでしょうし、そっちに丸投げしましょう。

とりあえずこんなところでしょうか。まぁまだ語ることあればパソコンからでも腰を据えて更新することとします。
まだまだ今年も半分残っていて、なにが飛び出すか分からん状況が続きます。油断はしないで、でも財布の紐は緩めて、突っ走っていきたいですね。

追記
なんか一部で自分=百合漫画みたいな評判があるんですけど全然今年は百合新刊読めてないです。
犬丸先生の演劇部の魔女と騎士とかは買ってないですし買ったのと言えば純水アドレッセンスとかcitrusとか星川銀座四丁目とか既刊ばかり。
なんかいい百合漫画あったら教えてくださいなんでもしますから。