漫画を読む以外の楽しみ方

漫画って、つまるところ読むためのものでして、やはり作者や雑誌より作品ないし単行本に目がいくのは至極当然なのだろうと思います。

しかし昨今、漫画関係の作品も随分幅が広くなりました。気付けば好きな漫画がアニメやドラマや映画に、また逆に他のメディアが漫画作品になる(コミカライズ)ということも少なくない。

他の媒体への進出、媒体からの進出を除いて漫画原作の漫画を見ても、その数は大変多い。雑誌や出版社は数えれば切りがなく、商業じゃなく私家出版(いわゆる同人誌)も含めるとなればとてつもない数が世に出ます。自分がいつも参考にしている月ごとの漫画の発売をまとめてるサイトによれば、月に商業の単行本で800~900、つまり年に一万を超える漫画が出ています。

その津波のような情報を、もし乗りこなせたり情報の波を捌ききったりしたら、楽しいと思うんです。

以上を踏まえて、この記事の目的は二つ。一つは漫画を読む以外の楽しみを提供したい。もう一つは好きな、また面白そうな漫画を知る機会を少しでも増やしてもらいたい。この二点です。

なので今回は少々漫画本来の楽しみ方からは外れますけど、漫画関係のwebサイトを紹介したいと思います。

漫画の発売や他メディア展開、連載状況などが知れる総合サイトの紹介...と思って頂ければ間違いありません。遊び心あるものも多いので、読み物としての魅力も供えているものも多いのでそこも楽しんでもらえたらな、と。

 

  • コミックナタリー

natalie.mu

対象:初心者~玄人まで

やはり漫画情報のサイトと言えばここですね。基本は漫画の新連載や完結、日ごとの単行本や雑誌の発売情報、メディア展開(ドラマ化など)を発信する誰にでも優しいサイトです。ぱっとサイトに初めて行った人でも分かりやすいデザインというのも高評価。

ここは自分もよく利用させて頂いています。なにせ分かりやすくよくまとまっていて見やすい、しかも更新も小まめなので移動中の読み物としても嬉しい限り。

他にも特集記事を組んだり、作家ごとの記事を表示できたり、ちょっと漫画を知っている人にも飽きないサービスです。

漫画にそんなに興味がない人でも楽しめるのではないでしょうか?例えば映画が好きな人なら、特集記事で今旬な映画の特集(ex.寄生獣など)などもやっています。

ナタリーさんは音楽、お笑いなど他の方面にも強いサイトですので、ぜひそちらが興味ある人はそっちも覗いてみると良いのではないでしょうか。

 

konomanga.jp

対象:初心者~中級者向け

一年に一度発表される「このマンガがすごい!」の編集部が送る漫画情報サイト、とのこと。

こちらはナタリーとはやや切り口が違います。特定の単行本ピンポイントで紹介したり、今日は何の日だからこのマンガなんてどう?という紹介だったりが多いです。

メディアミックスした作品にも触れてはいるものの、基本は漫画ベースの紹介のようです。ナタリーは主演は誰とかそういう漫画とメディアミックス先両方に切り込んでいる印象。

初心者向けともしましたが、やや作品ピンポイントなので知らないと入りにくいかもしれません。流行へのアプローチや、午後は○○思いっきりテレビみたいな今日は何の日は凄く面白いのですけど...。

やや単行本に重きを置いた出会いのサイト、ということでしょうか。中々遊び心があって面白いサイトです。

しかし、漫画を多く知っている人にとってはあまり向かないかもしれませんね。何と言うか、「知らない作品を紹介」という側面が強い感じを受けるので、リサーチ済みや内容知っているというのが多い人には当たりにくいかもしれません。

 

www.taiyosha.co.jp

対象:中級者~玄人

いつも漫画の月ごと発売で参考にさせていただいてるサイトです。ナタリーと同じかそれ以上に自分には恩恵が強いです。しかし漫画を知らない人にはお勧めしにくいサイトでもあります。

月ごとに単行本の発売(漫画のみならず小説なども)をまとめてくれていますし、月ごとに作者、日付、出版とソートが可能です。好きな出版があればそこだけ見る、日付から順番に見るということが可能...なんですけど...。

単行本のパッケージの情報が800や900まとめられているだけなので、出版、作者、雑誌などに多少なりとも精通していないとそもそもきついサイトです。

表紙を見ないと分からない、作者の他有名作品を提示されないと分からない、出版だけ書いてあるけどどの雑誌連載か分からない...という方には向かないサイトです。

逆に出版の個別サイトで単行本を確認するにしてはあまりにも行かないといけないのが多い、という人には重宝するでしょうね。

情報を得るという側面では、使いこなせる人にとってはこれほど強いサイトはないと思います。

 

自分が知っているのも数が少ないので、このくらいです。

太洋社は別にしても、今回紹介した二つは大変内容も面白く、また自分が知らない漫画のサイトなどもあると思います。

よければ何かの参考程度にでもなればと思います。